せっかく、機能性の高い高反発マットレスを購入したのに、睡眠中の体の痛み(背中痛・腰痛。肩こりなど)が緩和されない・・・そんな口コミ情報を耳にすることもあるかと思います。高反発マットレスは効果的ではないのでしょうか??

睡眠中に体の痛み(背中痛・腰痛)を生じてしまう理由とは?!

高反発マットレスの効果を考えるために、まずは、睡眠中の体の痛みが生じてしまう理由を認識しておく必要があります。実は、痛みを引き起こす要因には、下記の”3つの要素”が存在しています。

1)睡眠中に体の力を上手く抜くことが出来ない。体に力が加わってしまう。
2)適切な寝姿勢を保てていない。
3)寝返りが上手く行えていない。局所的な身体の圧迫&血行不良。

上記3要素の詳細は、こちらの記事(睡眠時の不調・身体の痛みをもたらす3つの要因!)にて、お話していますので、ご参照いただければと思います。

1)睡眠中に上手く脱力が出来ない。(生活習慣に起因)

広背筋安眠を得るためには、睡眠時に体の力が上手く脱力出来ていることが必要となります。体に力が入った状態では、入眠不良を起こしやすく、睡眠が浅くなってしまうんですね。

また、本来であれば、睡眠によって筋肉疲労が解消されなければいけないのですが、睡眠中に体の力を抜くことができない状態のままだと、筋肉疲労は解消されるどころか、逆に疲労蓄積してしまいます。体(筋肉など)を酷使してしまうことに。

結果として、マットレスと接する側の最も大きな面積を有する広背筋(背中から腰にかけて広がる筋肉)の疲労が拡大。痛み(背中痛や腰痛などとして表れる痛み)を生じることとなるのです。

この”睡眠時に脱力が出来ない”という症状を引き起こす主要因となっているのが『不適切な生活習慣』と考えられています。食事や入浴の時間帯など睡眠に不適切な生活習慣要素は多々存在しているものですが、特に、重視しておきたいのが『就寝前のパソコン・スマホなどの利用』です。

パソコンやスマホなどの画面から発せられる特質的な光及び電磁波などを浴びること(特に、目から刺激を受けること)によって、脳の覚醒状態が高まることが知られています。自律神経で言うと、睡眠に必要な”副交感神経”が優位とはならずに、体を覚醒する”交感神経”が活性化してしまうことに。

結果として、体の筋肉の活力も高まり、筋肉に力が加わりやすい状態が作られてしまうのです。

睡眠中に脱力が出来ないことによって、生じる”体の痛み(背中痛・腰痛など)”は、不適切な生活習慣に起因。特に就寝前(1時間以内)のパソコン・スマホ利用が要因となることも。

 2)適切な寝姿勢が保てないことによる、体の痛み。

寝姿勢人は、それぞれ体格(身長、体重など)・骨格などが異なります。基本的に、安眠を得るためには、自分の骨格状態(姿勢)が上手く保たれた寝姿勢であることが必要となります。

姿勢バランスが崩れた状態だと、局所的な身体負荷が加わることに。結果として、体の痛みが生じることとなるのです。

睡眠時の寝姿勢バランスに大きく影響を与えるのが「マットレス(敷布団)の硬さ」という要素。自分の体格に適した、”硬さ”であることが必須要素となるのです。

主に、「身長と体重のバランス」と「骨格(背骨の形)形状」の2要素が適切なマットレスの硬さを決める重要な要素となります。例えば、同じ”体重70キロ”であったとしても身長が”180cm”の人と”150cm”の人とでは、適切なマットレスの硬さが異なることに。前者(180cm)と比較して、後者(150cm)の方のほうが、硬めのマットレスが適したものとなるのです。

骨格形状に関しては、背骨の歪み(曲がり度合)が大きい人ほど、硬めのマットレスだと、痛みを生じる傾向が。柔らかめの、クッション性が高いマットレスのほうが適する傾向があるのです。”不適切な寝姿勢”に関しては、こちらの記事(上手く睡眠姿勢を保てずに”背中痛””腰痛”を生じてしまう方の対処方法!)もご参照いただければと思います。

適切な寝姿勢が保てないことにより生じている体の痛み(背中痛・腰痛など)は、自分の体格に適した”マットレスの硬さ”を選ぶことがポイントに!

寝返り時に、肩や腕を圧迫してしまい、肩痛・腕の痺れを生じてしまうケースもあるものです。寝姿勢によっても、課題が異なることもありますからね。

横向き寝の方に最適な高反発マットレス!「Air Tree」

 3)上手く寝返りが出来ていないことによる体の痛み(背中痛・腰痛)。

寝返り最後が、”適切な寝返りが出来ていないことによって生じる体の痛み”です。

人は睡眠中に自分の体重による自重を体背面(背中側)で受け止めることとなります。その時、何時間も同じ姿勢(仰向け)のままだと、マットレスとの接地面(主に、背中や腰部・臀部)にて、圧迫が続くこととなります。この圧迫により、局所的な体の痛みが生じることとなるのです。

また、局所的な体の圧迫は、血流不良を生じさせることに。そのことにより、筋肉疲労の拡大が生じ、体の痛みに繋がっていくのです。

そんな局所的な体の圧迫及び血流不良を防ぐのが”適切な寝返り”という要素なのです。人は、一般的に一晩で「10回~30回程度」の寝返りをするものと考えられています。回数だけでなく、寝返りのタイミングや間隔なども重要な要素となるかと。

この”寝返り不足””適切な寝返りが出来ていない”ことに対して、効果的な機能となるのが「高反発力」なんですね。高反発マットレスは、適切な寝返りを促すことに有効な機能を有しているのです。

”寝返り不足””適切な寝返りが出来ない”ことに対して、有効な対処法となるのが「高反発マットレスの活用」なのです。

 高反発マットレスは、”寝返り不足による体の痛み”に効果的。

睡眠中に体の痛みを生じさせてしまう理由としては、3つの要素があることを理解していただけたものと思います。このことがわかると、すでにお気づきの方も多いのではないかと思いますが・・。

高反発マットレスは、「要因3」の”寝返り不足による体の痛み”を緩和する上で有効な手段なのです。ゆえに、「要因1」の”生活習慣に起因した体の痛み”や「要因2」の”不適切な寝姿勢に起因した体の痛み”に関しては、高反発マットレスは直接的な有効性は有していないのです。

要因1の生活習慣に起因した体の痛みに対しては、「生活習慣の改善」が有効な対処となり、要因2の不適切な寝姿勢に起因した体の痛みに対しては、「マットレスの硬さを自分の体格に適したものとする」ことが有効な手段となるわけです。

”高反発マットレスを使用したものの、睡眠中の体の痛みが緩和されない”といった場合、体の痛みを生じさせている要因が「要因3:適切な寝返り不足」ではなかったということ。他の要因を念頭に、対策を試みていただければと思います。

高反発マットレスを使ってみて気が付いた”3つの利点(メリット)”!

ちなみに、要因2(マットレスの硬さ調整)と要因3(寝返り不足)の双方に対応したマットレスは、オーダーメイド品を除くと、ほとんど存在していません。高反発マットレスながら、硬さのバリエーションを揃えるのは、とてもコストがかかるからなんでしょうね。

モットンそんな中、現在、唯一とも言える、高反発機能を有した高反発マットレスながら、3種類の硬さバリエーションをしている商品がこちらの高反発マットレス・モットンです。

一般市場で販売されている多くの高反発マットレスが概ね「110N~130N」という硬さ度合であるのに対して、こちらのモットンは、「100N(柔らかめ)」「140N(普通)」「170N(硬め)」の3種類が揃っています。ちなみに、”170N(硬め)”であっても、身長180cm+体重80kgの方の場合は、十分クッション性を感じるものとなっています。



相対的に比較して考えると一般市場で販売されている高反発マットレスは、案外クッション性が高い(柔らかめと感じる)ものが大半と言えそうです。「硬さが選べる高反発マットレス」は希少なアイテムとなっています。